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  受験予備校などで、講師に 「 学習方法がわからないの
 ですが 」 と質問に行くと、「 あーしなさい、こーしなさい 」
 とアドバイスされる。でも、質問のあと「できない、そんなこ
 とー 」 と思うことが多いのも事実。
 
 
  私がアドバイスするとしたら、たった1つだけ。「 教材を
 繰り返してください 」 それだけ。皆さんには、できそうも
 ない、難しいことは一切要求しないのです。
 
  なぜなら、「 非常識な合格法則 」 というのは、多くの
 ができる簡単なことを、積み上げて合格する方法
 だからなのです。
 
 
 
「 非常識な合格法則 」 とは
 
 1 非常識な合格法則ってなに?
 2 難しい学習方法なんていらない
 3 どんな学力レベルの人にでも合う方法
 4 試験委員のこの言葉を忘れちゃいけない
 
 
 
 
はじめに
  私、永田 淳 が都内の受験予備校で講師をして
 いた頃、いつも思っていたのは 「 なぜ、こんな無駄
 なことを、たくさんやらせるのだろう 」 ということでし
 た。
 
  たくさんの教材を提供し、試験には出題されないよ
 うな内容について講義し、不要な特別講義を宣伝し
 たり。受講生からは 「 こんなにたくさんあったら、や
 る気がなくなります 」と言われたことも、たびたびあ
 りました。
 
  能力に恵まれ、時間もたっぷり勉強のために取れる
 人は、量が多くてもがんばってこなしてくれます。けれ
 ど受験勉強している人たちは、そのような恵まれた環
 境にある人たちばかりでは、当然ないですよね。
 
  たくさんの量の教材を与えるというのが、大手の予
 備校が取る 常識的な方法 とすれば、永田簿記塾
 の非常識な合格法則は、それとは逆のものになりま
 す。
 
  つまり、何か専門的知識や能力を身につけるには、
 反復練習が大切なので、教材の量はできるかぎり限定
 する必要があります。
  そして、受講生が学習方法で悩まないように、教材を
 工夫して作成する必要があります。
  
  前のページでも少し触れましたが、「 非常識な合格
 法則 」 とは「合格に必要なことを、ただひたすら繰り
 返す」 というものです。
  もう少し詳しく言うと、
 
 
 「 量を限定した教材でかつ繰り返すだけで実力
  がつくようになる教材を利用し
 「 合格に必要なことをただひたすら繰り返す
 
 というものです。
 
 
  この 「 非常識な合格法則 」 は大手の予備校で実行
 できるのかと質問されれば、「無理」と言わざるえませ
 ん。なぜかって、受講生の合格以外に、企業を維持す
 をるために、いろんなことをせざるをえないから。
 
  教室の稼働率を上げる ・ 社員を遊ばせておかない
 ように、不要な特別講座を作ってみたり、少しでも売上
 げを伸ばすために、決して質の高いとはいえない問題
 集をすすめたり。
 
  問題なのは、それらが合格に必要なのかどうか、受
 講生自体が判断できない、ということ。もっとも講師に
 「 この講座は絶対に必要です 」 なんて言われると、
 深く考えずに思わず申し込んでしまうのは、仕方ない
 んですけどね。
 
 
 
はじめに
  「 非常識な合格法則 」 を実践するにあたり、難しい
 学習方法なん一切必要ありません皆さんは、
 教材を繰り返すことに専念してもらえれば、それでいい
 のです。つまり、学習方法で悩むことから解放され
 るので
 
  学習方法で悩んでいる人って、多いですよね。特に、
 1級の学習をしている人。しかも、受験予備校に通学
 しているのに。
 
  今学習しているところが、合格のために必要なのか
 よくわからないから、「 これでいいのかな… 」
  と不安に思いながらやっている。これじゃ集中できな
 いですよ。途中で挫折する確率が、高くなってしまう。
 
  せっかくやっているのだから、最後までやり遂げて
 いい結果をださなきゃ。
 
 
  受験予備校の講師に、勉強の仕方について質問し
 た人を見ていると、参考になったなぁ、という感じでは
 ぜんぜん聞いていない。どちらかというと何か釈然と
 しないなぁ、という感じ。
 
  そもそも、頭の切れる講師に、私がこうしてきた、あ
 るいは、今こうしているからあなたもこうしなさい、と
 難しいことを言われたとしても、実行できないですよ。
 私だって無理。イチロー選手に 「僕のバッティングを
 真似したら打てるよ 」 と言われているようなもの。普
 通の人には、実行できない。
 
  「 非常識な合格法則 」 は、教材を繰り返すだけで
 いい学習方法1ページ先に進む = 合格に一歩近
 づく、ということになる。
 
 
 
はじめに
   「 非常識な合格法則 」 っていうのはこれを打ち込
  むことによって身の丈にあった成功を収めよう
  っていうことなんです。
 
   つまり、「 非常識な合格法則 」 を実践すると、優秀
  な人はできる限り短期間で合格できるようになるし、
  普通の人は時間はかかるかもしれないけれど、より
  確実に合格できるようになる。言い方が悪いかもしれ
  ないけれど、できない人は3・2級ならかなり高い確率
  で合格できるようになる。
 
   つまり、どんな学力レベルの人にでも、適した方法
  になるんです。
 
 
 
はじめに
   以前、日商検定の試験委員をしていた先生(日本
  を代表する有名な会計学者)が、こんなことを言っ
  ていました。
 
   「 試験では多くの受験生ができる問題とほと
  んどの受験生ができない問題をうまく盛り込ん
  でいる
 
   つまり、試験で高得点を取るのは難しい、という
  こと。少し前までは1級だけの現象だった。でも今
  は2級、3級まで広がっている。でも大丈夫。合格
  点を取る難しさは、今も昔も変わらない。合格率は
  昔と変わらない、ということ。
 
 
   3級から1級まで、多くの受験生が解けない問
  題が、一部分だけ出題される。大切なのは、この
  ような問題を、解けるようにする必要はないとい
  うこと。試験委員であった人が、ほとんどの受験
  生ができない問題も入れていると、言っている以
  上、果敢に立ち向かう必要なんてありませんよ。
 
   特に1級なんて、高得点を狙ってとれるような試
  験じゃないんです。私だって、当時は80点取るの
  がやっとだった。本番では、原価計算がまったくで
  きずに、青ざめた。
 
   でも1級の場合、平均点があまりにも低いと得点
  調整してくれます。もちろん、こんなことは公表され
  ていませんが。
 
 
   受験生の中には、難しい問題を見ると「 こんな難
  しい問題も、できなければいけないのか 」 と、解決
  できない不安に駆られている人もいます。いいんで
  すよ、難しすぎる問題はできなくたって。練習なんか、
  しなくたっていいんです。
 
   私だって、難問などまったく解かずに、試験に挑
  みましたよ。それでもちゃんと、合格しました。
 
   大切なのは、基本的・標準的な問題がきちんと解
  けること。もちろん、永田簿記塾で勉強してくれてい
  る人たちには、このことを大切にしてやってもらって
  います。