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   今これを読んでくれている皆さんは、
  高額な授業料に大事な自分のお金を
  つぎ込むことばかり、考えないでほし
  いのです。
 
   合格のためには何が必要なのかを、
  まず真剣に考えてほしい。
   心から、私はそう思うのです。
 
はじめに
  受験予備校に受講料を支払って、講座を申し込む
 とします。普通は、これで支払いが終了すると思い
 ますよね。ところが、この受講料以外に、結構出費
 を強いられるんです。
 
  まず、講義の初回に 「 問題集を買ってください 」
 などという営業攻勢を、講師から受けることがある。
  2級の学習を始めたばかりなのに、
 「ぜひ、1級講座を申し込んでください 」 という営業
 攻勢を受けることもある。
 
 
  よくあるのが特別講義。「 最近、試験傾向が変わっ
 てきているので、必ず受けてください 」 と、学校に
 よっては数万円もする、無駄な講義の営業攻勢を受
 けることが、必ずといっていいほどあるんです。
 
  もちろん、受験予備校が言っている
  「 最近、試験傾向が変わってきている 」
 というのは、儲けるための決まり文句であり、本当に
 試験傾向が変わっているわけでは、ないんですよね。
 
 
  一番困るのは、それを信じて無駄なことをたくさん
 やってしまう、受講生が多いということ。はっきり言っ
 て、予備校に踊らされて、貴重なお金を無駄につぎ
 こんでいる受験生というのは、本当に多いんで
 す。
 
  私が都内の資格試験の予備校で、特別講義を担
 当していたとき、その資料の質の低さに 「 この問題
 をやるより、自宅で過去問をやったほうが、比較にな
 らないくらい有意義です 」 と本音を言おうか、真剣に
 悩みましたよ。
 
 
  受講料を支払った後に、必要のない問題集を買いな
 さい、特別講義を受けなさいと、追加的に出費を強い
 る営業方法について、皆さんはどう思います?
 
  最初に支払う受講料だって、とても高いのに、さらに、
 申し込んだ後に 「 あれを買いなさい、これを買いなさ
  い 」とすすめてくる。
  これではまるで、悪徳商法じゃないの。大金をつぎ
 込んで、途中で挫折していった1級学習者、あるいは
 税理士の学習者を、私は何人も見てきた。
 
 
  それにしても、受験予備校の営業手法は、なんと巧
 妙なのか。とても教育産業とは思えない…。その実情
 を知ったとき、私は本当にそう思いましたよ。
 
  私が永田簿記塾を立ち上げたときにこのような
 ズルい営業手法は絶対に取らないと心に誓った
 そして実際に一切していないのです
  たとえば、3級の受講料は2,600円で、これ以外に
 支払ってもらうものは一切ないんです。ただ、過去問題
 集だけは、書店で買ってもらうことになるけれど。でも、
 それだけ。
 
 
  残念なことに、この受験予備校の儲け (もうけ) の
 カラクリにひっかかって、試験に受からない人がいる
 のは事実。特に、1級を学習している人に多い。
 
 
 
はじめに
  都内に、水道橋という駅があります。北側には東京
 ドームがあり、南側には資格試験の予備校が、乱立
 しているんです。
 
  学校法人の受験予備校は、法人税や固定資産税
 が株式会社よりも安いのです。だから、駅前の一等
 地に、豪華建物をばんばん立てていたりします。
 
  水道橋にある受験予備校の教室は、学校法人・株
 式会社にかかわらず、みな立派な建物の中にありま
 す。
  もちろん、儲かっているからなのだけれど、そこで
 働く人は高給取りというわけではないんです。つまり、
 儲けはオーナー経営者のところに、たくさん流れていっ
 ている。
 
 
  受験予備校の経営者は、サラリーマン経営者では
 なく、オーナー経営者の場合がほとんどなので、本当
 に儲けている。儲けたお金で、せっせと芸能人などの
 有名人との交遊費にあてている経営者もいる。
  
  つまり、受講生が支払った、何万円・何十万円とい
 うお金の一部が、経営者の交遊費に転化していると
 いうことになる。
 
  皆、そんなことは知らずに、高額な授業料を支払って
 いる。そういうことを気にしない人は、それでいいのだ
 けれど、自分が稼いだお金を大事に使いたいと思っ
 ている人は支払う前に受験予備校の裏にある
 のからくりを知っておいたほうがいい。
 
 
  受験予備校の経営者は、経営者であって、教育者
 では当然ない。
  彼らは、何よりも金儲け優先で商売をしている。だ
 から、合格のために不要なものまで売りつけようとす
 る。本当は、受けないほうがいいような講座まで売っ
 ている…。
 
  簡単な試験ではいいですよ。それでも合格できるか
 ら。でも、難関試験の場合、受験予備校の言うがまま
 に講座を取っていると、自分の力に自信がある天才・
 秀才はともかく、一般受講生の多くは実際に受かって
 いない…。そして、途中で挫折してしまっている。
 
  
  受験予備校を利用して合格したという人よりも受験
 予備校に何万円・何十万円という大金をつぎ込んだが
 ために合格できなくなってしまった人のほうが何倍・
 何十倍と多いこのことは、絶対に知っておいたほうが
 いい。
 
  もっともこういうことは、実際に受験予備校を利用して
 みないとわからないのですけどね。1級講座や税理士
 講座などを受けてみたら、本当によくわかりますよ。
 
 
  3級や2級はもちろん、1級だって合格点を取るのは
 難しいことではないんです。けれど、受験予備校が高
 額な料金の見返りに、たくさんの不要な教材・講義・
 答案練習会を提供するから、多くの人は途中でギブ
 アップしてしまう。自分には無理だと思ってしまう。
 
 
  高額な授業料を支払わなくても、試験には合格でき
 ます。1級、税理士・会計士と高額な授業料を支払
 わずに自分の力で合格した人は世の中にちゃんと
 存在します
 
 
はじめに
  株式公開している受験予備校があります。その予
 備校の株主構成を見てみると、何と経営者が大株主
 になっていたりします。つまり、経営者は経営者とし
 ての多額の給与所得に加え、大株主としての多額
 の配当所得も得ているのです。
 
  しかも、自分の身内も株主になっていたりするので、
 これはもうボロ儲け状態です。
 
  配当所得だけで、年に数千万円もあるんですよ。
 つまり、働かなくてもお金が懐に入ってくるわけ。
 そんなのあり? こんなんで、予備校の経営者を
 教育者だなんて、皆さん思える?
  私は、絶対に思えないですね。
 
  さらに、自身の資産管理会社を作って、節税対策
 まで抜かりなくやっている。なんとまぁ、したたかなこと
 でしょう。金持ちは、ますます金持ちになるというのは、
 まさにこのことです。
 
  大手予備校を、利用しようとする人が支払う学費の
 一部が、配当という形で経営者に流れ、彼らの贅沢
 (せいたく)な暮らしのために使われている。
  そんなのあり?
 
  利用するつもりが、実は利用されているのですよ。
 しかも、高額な学費をつぎこまされて。
 
  だから、予備校の経営者が最も重要と考えているこ
 とは、「 予備校に多額のお金をつぎ込まないと、合格
 できないと、多くの人に思わせること 」 なのです。
 
  だって、お金をつぎ込まなくても合格できることを、学
 習する人が知ってしまったら、商売にならないじゃない。
 自分たちの贅沢な暮らしも、維持できないし。
 
 
  講座の申込者は、そんなことを調べたうえで申し
 込むわけでありません。なので、何も知らずに予備
 校の言いなりになって、大事なお金をつぎ込む人が
 後をたちません。
 
  不合格になり続けているにも関わらず、つぎ込む
 ことをやめない人も、続出しています。
 
  残念ながら、予備校経営者は、皆さんの合格を期待
 しているわけではないのです。合格は一部の優秀な
 人に任せて、一般受講生に期待しているのは、でき
 る限り多くのお金を、予備校につぎ込んでもらうこと
 なのですよ。
 
  もちろん、営業上、建前として 「 皆さんの合格だけ
 を考えています 」 というようなことは言いますよ。
 しかし、それを信じてお金をつぎ込む人は後を絶たな
 い、というのが実情なのです。
 
  高額な料金を取って無駄なものを合格のため
 に必要と偽って売りつけることなど私には絶対
 にできない
 
 
  それにしても、資格を利用してボロ儲けしていいの
 でしょうか。受験予備校のしていることは、人の弱み
 につけこんだ悪徳商法にしか、私には映らないので
 すけどね。
 
 
 
はじめに
 
<大手を始めとする受験予備校が提案する、不合格への道>
 ・ 1級編
 
 1 まず、入会金などを含めた受講料15万円程度
  を支払います。
   ↓
 2 初回の授業で、教材の一部を受け取ります。
   同時に、教材とは別の、授業では使わない
  問題集を購入するように、営業攻勢を受けます。
  問題集を1セット購入すると、2万円程度かかる
  こともあります。もちろん、問題集の料金は、初
  回に支払った受講料には含まれていません。
   ↓
 3 受講から1〜2ヶ月たったころに、特別講義の
  営業攻勢を受けます。取らなければ合格できな
  いような言い方をする講師もいます。料金は1万
  を超えることもあります。もちろん、特別講義の
  料金は、初回に支払った受講料には含まれてい
  ません。
   ↓
 4 試験2ヶ月前くらいから、答案練習会が始まり
  ます。それまでに受け取っている教材は、とてつ
  もない量になっています。問題集など、ほとんど
  こなせていない人が、大半を占めます。
   ↓
 5 答案練習会では、試験には出題されないような
  受験予備校特有の問題も、よく出題されることも
  あって、100点満点で20点〜40点しか取れない人
  が続出します。
   ↓
 6 1級試験
   ↓
 7 試験後に待っているのは、受験予備校の上級
  講座の営業攻勢です。受講料は10万円程度しま
  す。ここでもたくさんの資料をもらいます。もちろ
  ん、無駄なこともたくさん学習します。
 
   試験に合格しても、他の講座を取ってくださいと
  営業攻勢を受けることになります。
   ↓
 8 試験に不合格になり続ける人は、このシステム
  の4〜7をひたすら繰り返すことになります。
   そして、時間とお金が尽きたら、受験業界から
  退出してしまうのです。その数は、合格者数より
  もはるかに多いということは、言うまでもありませ
  ん。
 
 
はじめに
 
 <受験予備校 通学・通信講座編>
 
 1 世の中がどのように変化しようとも、この
  システムは、何十年も前から続いています。
  受験予備校の儲けのカラクリを見抜けず、
  何の疑問も持たずに、お金をつぎ込んでい
  る受講生は後を断たないのです。
 
 2 なぜ、受験予備校の簿記講師は若い人
  たちばかりなのか、一度考えてみてほしい
  のです。もちろん、若い人に重要な仕事を
  任せている、ということではありません。
 
 3 簿記の非常勤講師の契約期間は、通常
  2ヶ月〜4ヶ月です。そのような講師にプロ
  意識を持てといっても、無理な話なのです。
 
 4 受験予備校の、今のパンフレットと5年後
  のパンフレットを比較してみると、いかに講
  師の離職率が高いか、ということがよくわ
  かります。
 
 5 実力のある、良心的な講師は、ほとんど
  の人が短期間で、受験予備校から去って
  しまっています。
 
 6 受験予備校で働いてみると、経営者は
  受講生から搾取するばかり考えている、
  儲けることしか頭にない、ということがよ
  くわかります。
 
 7 営業ノルマを課せられている講師も多
  いということは、知っておいてほうがいい
  でしょう。特別講義に何人申し込ませる
  とか、上級講座に何人進級させるとか。
  合格のために必要だから、すすめている
  わけではないのです。
 
 8 教育産業と言っておきながら、社員や
  職員の教育には、まったく力を入れてい
  ない受験予備校が、ほとんどなのです。
   人事評価がきちんと確立されている
  受験予備校は、極めて少数なのです。
 
 9 受験予備校を利用すると、答案練習会・
  模擬試験で、いい点数を取るための勉強に
  終始してしまい、合格力を高めることができ
  ずに、無駄に量が多すぎて学習することに
  疲れてしまい、やる気をなくしてしまう人も
  多い、ということもぜひ知っておいてくださ
  い。
 
 10 予備校が最優先する使命は、多額のお
  金を予備校につぎ込まないと、勉強できな
  い、そう多くの人に思わせることなのです。
   そうでないと、商売にならないのです。
   彼らにとって、一番大切なのは、より多く
  儲けることなのです。
 
 
 
 <通信講座のみを扱っている業者編>
 
 1 よくある添削指導ですが、添削者は、1枚
  につき200円〜300円で添削しています。
  丁寧にやっていたら、もちろん割りに合わな
  いのです。
 
 2 添削者は皆アルバイトであり、しかも契約
  期間は短期なのです。講義などしたことが
  ない人も、残念ながら多いのです。
 
 3 業者の社員は、簿記の知識も受験指導の
  経験をまったく持っていません。
   そのような人が、教材の編集を仕切って
  いたりするのです。
 
 4 テレビCMもしている、通信講座専門の業者
  は、教材作成を外部に丸投げしているのが
  実情なのです。そのような業者が、いい教材
  提供できるのかどうか、一度考えてみてほし
  いのです。
   扱っている教材が、いいか、悪いかを判断
  できる人は、業者の社員の中にはいないの
  です。
 
 5 業者の経営者は、同族で経営陣を固め、
  過去に長者番付に載るほど儲けています。
   業者は、教育訓練給付金のおかげで、ボロ
  儲けしてきたということも、忘れてほしくない
  のです。